付き添い

11月3日の誕生花は「カモミール」なんだそうだ。

カモミールの和名は「カミツレ」。

そう、今日は花子Jr.カミツレちゃんの誕生日なのだ。

花言葉は「逆境に耐える」「逆境で生まれる力」だって・・・。リアルネームも、「良きに導く」という意味にもとれる漢字なので、逆境にもめげず人生を歩んでくれそうな・・。なんか、たくましく育ちそう(^^;)。

3年前の11月2日は、家業が超忙しかったのだ。

午前中に陣痛が始まったけど、車で小一時間かかる病院まで送っていく時間がなくて、ダーリンの姉に送って行ってもらうことになった。異常陣痛じゃないかぎり、救急車は使えないしね・・・(^^;)

初産は陣痛が始まってから出産に至るまで、けっこう時間がかかることが多いので慌てることもないんだが、夕方仕事を終えて慌てて病院にかけつけると、まだまだ陣痛は続いていた。

まだまだ産まれそうもないということで、花子の「お仕事で疲れてるから帰って休んで」という言葉に素直に従ったクールな親の私たちは一旦家に戻った。

日付が変わって今日の午前2時頃、花子から電話で「分娩室に入った」と。「来なくてもいいよ」と言われたが、さすがに初産の花子をほっとくわけにはいかない。深夜のほとんど車の通っていない田舎の国道を、高速道路走行並みにぶっ飛ばし駆け付けた。

花子の選んだ産院は総合病院の産科で(家から一番近かったので)、親と夫以外は中に入れない。分娩立ち合いは夫のみ、というルールだった。県外に住んでいて里帰り出産の花子のダーリンは仕事で来られない。

ダーリンとともに中には入ったが、分娩室は本来、夫のみだが、初産でもあり、助産師の計らいで母親である私だけ付き添いを許可された。

私が出産したころは、分娩室はいかにも手術室っぽいところだったが、今の分娩室は病院にもよるだろうが、できるだけリラックスできるようにと、暖色の壁、一般病棟の個室のような雰囲気で暖色の照明だった。

看護師には「分娩が始まったら出ていただきますので、ご了承ください」と言われた。分娩室にはいったからといって、すぐに出てくるわけではない。

陣痛には波があって、だんだん陣痛の間隔が短くなり、「いきむ」ということになるのだが、まぁ、花子ったら、うるさい(^^;)。

「痛い痛い痛い痛い」と言いまくる。うなる程度にしておきなさいって・・・(^^;)。気持ちはわかるよ、経験者だから・・・(^^;)。それにしてもうるさい(^^;)。

ここで思い出したが、日本のドラマ等の出産シーンではうなる程度だが、米国ドラマの出産シーンは、まぁうるさいうるさい・・・・(^^;)。医師に「くそばばあ」と言うシーンもあって、苦笑してしまう。

「大袈裟な・・・」とクールに米国ドラマを見ていたが、花子もうるさすぎ・・・(^^;)。

「大丈夫、ゆっくり息しなさい」などと声をかけながら、手を握ってたが、いよいよ看護師さんの「さぁ、いきんで」という声。

ってか、それ、分娩始まったってことよねぇ・・・。私、ここにいていいの?(^^;)。誰も出ていけと言わないし、なんか、出ていくタイミングがわからない・・・(^^;)。

いきみながら「痛い痛い」と叫んでる花子に「声出しちゃだめよ。力が抜けるから。声出さないで。息とめて」と数回言ったら、「はい上手ですよ。もう出てきましたよ」と助産師。

はい。無事産まれました(^◇^)。

やっぱ「いきむ」ときは、一緒に息止めちゃうなぁ・・・(^^;)。よく、立ち合い出産した旦那さんが、貧血で倒れたって聞くけど、一緒に息止めていきんじゃうからだろうな(笑)。

それにしても、最近の出産って、産湯なしなのね・・・(^^;)。きれいに拭いて終わりなんだ・・・(^^;)。なるほど、髪も拭くだけだから、生まれてすぐから帽子かぶってるんだ・・・・(^^;)。

翌日には、お風呂に入れるけど、なんですぐにお湯で洗わないんだろ? 免疫関係?(^^;)

と、3年前はこうだったなぁ、などと思い出す。

かわいい盛りのカミツレちゃんを思うと、最近の事故や事件で子どもが亡くなったり重傷を負ったりするのを見て、ひどく悲しくなってしまう。

どうかすべての子どもたちが健やかに育ちますように。

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この記事を書いた人

虹子

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